うさぎと暮らすうえで、まず最初に知っておいてほしいのが 「室温管理」 の大切さです。
「何度くらいがちょうどいいの?」「エアコンは必要なの?」
そんな疑問が出てきたときに、ネットの情報がバラバラで余計に不安になる…という声もよく聞きます。
そして、ごはん・牧草・水などの基本が大切なのはもちろんですが、
室温は、うさぎの命を日々守るための『土台』 になります。
この記事では、初心者さんでも迷わないように、
- うさぎの適温
- 夏と冬のエアコン設定
- 季節の注意点
- 停電時の応急対応
- 耳の温度の見方
などを、優しく・数字を使って分かりやすくお伝えします。
結論|うさぎの室温は「20〜25℃」が基本です
まず最初に一番気になる「何度がいいの?」の答えから。
うさぎの一般的な適温は、
- 基本:20〜25℃
- 特に安心しやすい:22〜24℃
とされています。
さらに、
- 28℃以上:熱中症リスク急上昇
- 30℃以上:命の危険
- 15℃以下:体調を崩しやすいゾーン
このあたりを目安として覚えておけば十分です。
もちろん個体差はありますが、
まずは 20〜25℃を保つこと を意識すれば、大きな失敗は避けられます。
まず揃えてほしいもの|室温計(安くてOK)
どれだけ頭で知識を持っていても、
感覚だけでの温度管理はとても危険です。
人が「今日は少し暑いかな?」と思ったときには、
うさぎにとってはすでにしんどい温度になっていることが多いからです。
室温計は安いもので十分
- 1,000円前後
- 温度+湿度が分かるタイプが便利
- デジタル式が見やすくて初心者向け
室温計はどこで買える?
店舗
- ホームセンター(コーナン、カインズなど)
- 家電量販店(ヤマダ、ヨドバシ)
- ペットショップ(置いてある場合も)
ネット
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
※100均は精度が不安定なので、補助用としての利用がおすすめ。
まずは 「室温計を1つ置くこと」 が最初の一歩です。
人が快適でも、うさぎには暑い/寒いことがある
うさぎは汗をかけず、体温調節がとても苦手です。
そのため、
- 人が「少し暑い」→ うさぎはかなり暑い
- 人が「少し寒い」→ うさぎにはギリギリ
ということが普通に起こります。
だからこそ、
- 室温計
- うさぎの様子
この二つをセットで見る習慣が重要です。
夏の室温管理が一番大切です(最重要ポイント)
うさぎは、寒さより 暑さに圧倒的に弱い 動物です。
夏のエアコン設定の目安
- 実際の室温:24〜26℃前後
- 湿度:40〜60%
家によって差はありますが、
28℃を超えないよう管理する のがポイントです。
エアコンは「つけっぱなし」が安全
- 就寝時に切る
- 外出時に切る
これは温度変化が急激になるため危険です。
うさぎにとっては、
「一定の温度を保つこと」が最も安心につながります。
風を直接当てない
- 扇風機の直風はNG
- サーキュレーターは “壁や天井に向けて” 使用
風を当てるのではなく、
空気を循環させる イメージが理想です。
ケージの置き場所も重要
- 直射日光が当たる場所
- 西日が強い窓際
- 閉め切った小部屋
これらは温度が上がりやすいため避けましょう。
冬の室温管理|寒さに比較的強いけれど油断は禁物
冬は夏ほど命の危険はありませんが、
冷えすぎは体調不良につながります。
冬の適温
- 室温:18〜22℃
- 15℃以下は注意
部分保温を活用する
- ケージの半分だけペットヒーターを置く
- うさぎが “暖かい場所/そうでもない場所” を選べるようにする
飼い主の匂いのついた布が安心になる子も
うさぎは匂いで環境を判断するため、
飼い主さんの匂いがついた 安全な布(飾り・糸くず・強い香りのないもの) を
小さく敷いてあげると、落ち着いて眠れる子もいます。
ただし、
布を噛む癖がある子・布の糸が出る素材は危険なので、
様子を見ながら“安心材料のひとつ”として使う程度にしてください。
(使い方の詳しい解説は別記事でまとめます)
季節の変わり目が実は一番危険
春と秋は、
- 昼は暖かい
- 夜は急に冷える
という大きな寒暖差があり、
さらに換毛期と重なるため体調を崩しやすい時期です。
- 夜だけ暖房
- 温度差をなるべく縮める
こうした工夫が重要です。
停電・災害時の応急対応(最低限知っておくこと)
どれだけ完璧に管理していても、
停電は突然起こります。
夏の停電
- 直射日光のない場所へ移動
- 風を通す
- 保冷剤をタオルに包んでケージの外側へ
- 濡れタオルで気化熱冷却を利用
冬の停電
- 毛布でケージの周りを覆う(密閉しすぎ注意)
- お湯入りペットボトルをタオルで包んで近くに置く
- 家族のいる部屋に移動する
どちらも、
室温計の数字+うさぎの様子 を必ずチェックしてください。
耳は補助的な目安にする
うさぎの耳は体温調節器官です。
- 異常に熱い
- 氷のように冷たい
これは注意サインですが、
耳だけで判断するのはNG。
撫でるついでに軽く触れ、
普段の温度感を知っておく程度で十分です。
まとめ|まずは「数字を知る」ことから始めてみてください
室温管理は特別な技術ではなく、
ちょっとした意識と習慣でうさぎを守ることができます。
- 室温計を置く
- 暑すぎ・寒すぎを避ける
- エアコンの使い方を工夫する
これだけでも、守れる命があります。
今日の一歩
まだ室温計がない方は、
1つだけでいいので、うさぎのいる部屋に置いてみてください。
それだけでも、うさぎとの暮らしは一段安心に近づきます。
▶ 次はいよいよ「迎える前にそろえる基本セット」へ
このブログでは、ケージやごはんより先に
あえて「室温管理」の記事を書きました。
それは、
- うさぎはエアコンが必須であること
- 電気代も含めて現実を知ってほしいこと
- 命を守る環境づくりができるかを、迎える前に考えてほしかったからです。
次の記事では、
「うさぎを迎える前に、最低限そろえておきたい基本セット」
を初心者さん向けに、ひとつずつ分かりやすく紹介していきます。
うさぎとの暮らしが、 あなたと家族にとって安全で優しいものになりますように。



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